Kawasaki ER-4n & New Ninja 400R

Kawasakiから新車両2機種です。大好きなER-6nの弟分、ER-4nがデビュー! これまでも逆輸入だったりしてハードルが高かった機種だけにうれしい。あわせて新しいNinja 400Rもデビューします。フレーム構成は同じようですね。フルカウルと、足回りの味付けなどが違うんじゃないかしら(未確認)。
Ninjaという名前だけでももう嬉しいのですが、個人的にはやっぱりER。この変な顔をしたMCが前から気になっていて(派生モデルのVersysも変なMCでスキですが)、大型を取ることがあったらぜひ一度、と思っていたのでした。これか、Z750、Z1000あたりが、Kawasakiのファニーフェイスたちで、憧れてました。
今は全く余裕が無い上、KLXですらちゃんと乗れていないので、憧れな話ではありますが、嬉しい限りです。Kawasaki、これからも元気に面白いMCをじゃんじゃん出してくれるといいなぁ。

オイル交換

納車後約半年が済んで、走行距離2270km、2000kmに達したらオイル交換をしようと思っていたので、ベースキャンプ*1へ行ってきました。
日中は田んぼの草取りで、車で足柄平野まで出向いていたのですが、夕方R134で渋滞にまみれて帰ってくる道中にMCがじゃんじゃん走っていて、晴れてるし、気持よさそうだなぁと我慢できず、オイル交換を理由に一っ走り。渋滞のR134を江ノ島まで走って、鎌倉山を抜けてベースキャンプへ。海岸線、今日はいい波が立っていて、海はサーファーだらけ。潮の匂いを嗅ぎながら、気持よく走ってきました。
オイルも気にしていたほどには汚れていなかったようで、チェーンのルブも問題なしと、気にしていたことがクリアになってすっきり。次は5000km位の時に交換してね、ということで、これは出来れば自分でやりたいところ。
そういえば、保険の年間契約は5000km走行の条件になっていたりして、これはギリギリになりそう。来期は伸ばさないとだめかも知れませんね。
ベースキャンプでは、8月に川越のモトクロスビレッジを借りきっての走行会をやるよーってことでお誘いいただきました。おお、日程さえ合えば今度こそ参加したい!

*1:HPのトップがいつの間にか変わっていましたよ。

大月へ

お客さんの釣りの会があって、大月まで出かけてきました。
前日の天気予報では、15時頃まで降水量1mm/hの弱い雨。雨具を用意して、すっかりその気でいたらば、朝になったら幸い雨は降っていませんでした。天気予報を再確認すると、15時頃から雨に変わっています。どうしようかとか、全く迷わず雨具はザックに詰めてでかけました。
お腹いっぱいになるまで延々下道で山道などを走って現地へ。起きるのが遅くて、時間を取り戻そうという焦りもあって休憩なしで走って、行きはちょっと辛かった。ペース配分、大切です。県道528号から35号に入るつもりが、なぜか道志みちを走っていたのは、きっと、MCの神様がこっちを走れ〜って呼んでくれたのでしょう。楽しかったけど、回り道にもなってしまいました。
帰りは体も慣れて、のんびりと気持よく雨の中を帰ってきました。足柄峠の下りでリアをロックさせて滑ったときは焦りましたが、幸い転倒は免れ、また、後続車もいなかったので迷惑もかけず、ひやっとしただけで済みました。雨の日は、後輪のブレーキに要注意ということを学びました。いえ、晴れの日もそうなのでしょうけど。
西湘バイパスの橘SAに差し掛かった頃にはもう19時を回っていて、いつもMCで賑わうSAもがらがら。MCは僕ひとりだけでした。雨の中、用を足して、水分補給して、R134を東に走りました。

発見したこと、雨の夜道では誰でも所ジョージになれる! でたらめな歌をさんざん歌って道中を乗り切りました。人生はカンターレ&マンジャーレ、乗りなはれですなぁ。

ルート

行き


より大きな地図で 金の森山荘へ を表示

帰り


より大きな地図で 金の森山荘帰路 を表示

焼津へ

業界の青年会がらみで焼津へ行ってきました。車でも行けるところ、なんか仕事がらみで休日を潰されるのも悔しくて、KLXで出動。林道は無いけど、高速道路があります。
ってことで。箱根を越えてから透明に入って冨士川SAで合流して、以後、宴会。一泊して帰路は再び箱根経由にて。疲れちゃったので、稲村ガ崎で温泉に入って帰宅しました。帰りの峠道、熱海峠で情けない走りをしてしまって、色々と後悔も。とにかく乗る時間を増やして上達するしかありませんね。頑張ろう。



冨士川で見たKTM、カコイイ!


大きなお友だちと


名物富士宮やきそば


風圧と戦ってるところ


二日目によった日本平


猫とモーターサイクル


桜海老アイス?


絶品


焼津港にて

どこまで不自由にしたいのだろう

ダーヌポの記事、「モトクロスコースへ行くお父さんお母さんへ」へのコメントを読んで残念な気持ちになった。記事はモトクロスのレース中、コースに入り込んだ子供と(当然ながら)マシンの接触があった事故を紹介し、コースに子供を連れてくる場合、ひもをつけてもコースに入れないよう気をつけてほしい、というもの。それに対して、コースがテープで仕切られただけの現状がおかしい、というコメントなどが残されていた。
コースと観客の間を仕切るようにして安全を確保すべきだという意見は一見正しく感じられる。でも、このような形で危険を遠ざけて解決するやり方を僕は好まない。これは例えば、指を切る可能性があるからといってカッターナイフをつかわせないとか、やけどする可能性があるからと言って、石油ストーブをつかわないようなやり方だ。安全を志向しているが、その分個人の判断と行動の自由度を奪っている。それは、本当に正しい事なのだろうか?
もちろん、程度問題である事は前提とすべきだ。あらゆる危険なものを放置せよ、と言っている訳ではない。だが、個人の判断でその危険から遠ざかる事が自由に出来るものに対してまで、なぜ判断の自由や可能性を奪う必要があるのだろうか。
子供に対して必要な事は、壁を作って守る事でなく、なぜ危険であるか、どのように危険から身を守れば良いかということであるし、それを理解出来ないくらいの年齢の子供は、そのような場に連れて行かないか、連れて行くならば放置すべきではないだろう。僕はダーヌポの記事に賛成だ。
マン島のレースを思い出してほしい。子供のボランティアまで存在するこのレースには、いかなるガードもない。200km/hを超えるトップスピードをもって市街地を走り抜けるこのレース、ギャラリーは自身の判断で観戦位置を定め、目の前を疾走するマシンを、ライダーを応援する。多くのライダーがこのレースで命を落としており、ギャラリーもまた当然、むき身での観戦が、リスク含みである事は十分に理解している。そこには、個人の判断の自由と責任を尊重する意思がある。
翻って、ダーヌポの記事に寄せられたコメントからは、安全を優先するあまりにギャラリーに判断させない意思を感じた。子供の危険を避けるためだけでなく、大人の判断すら奪い、子供扱いする意思を感じた。一見正論に見えるコメントの裏にあるのは、大人を大人にさせない、管理社会の圧力だ。僕はがっかりする。非常に残念だ。

銚子ツーリング、帰路

翌朝は各自朝食をとって集合、チェックアウトしてまずは利根川の脇で記念撮影。これもなにか定番というか、お決まりのコースめいてきた昨今。ちなみに部屋からは利根川など見えて、朝は気持いいのです。

朝食


眺めの良い部屋


記念撮影

さて、二日目は旅団でツーリングしようぜ、ということで、まずは犬吠埼へ。旅団長のあとを走りながらさり気なく撮影。天気いいね。気持ちイイね。


いつもの駐車場に駐輪、とりあえず海岸をうろうろしてみたりして、海岸線沿いにR126を目指したはずが、あれ、なぜか駅前。これはちゃんと写真を撮っておけということと判断して記念撮影。再スタートを切って多古へ向かう。多古は道の駅としてはかなり大きく、おみやげフルなツーリングライダー御用達な道の駅だ。隣接する設備も大きく、フリーマーケットをやっていました。
ここでそれぞれに会社や家族に向けた土産物を購入。多古といえば実は千葉の米どころだったりもするのですが、流石に米は詰めなんだ。ヨメだったらいつでも…げふんげふん。とふざけていると、アキバのアキバオーで購入した500円ボストンのファスナーが全壊。全3箇所あるファスナーの二つ目(一つ目は前日に壊れた)、メインコンパートメントが崩壊して、いよいよ宇宙放浪の流れ。とりあえず針金でくくってみたり。針金、こういう事には向いてないよ。

銚子駅前にて


道の駅、多古


カバン崩壊

それはさておき、次を目指します。昼食に、伝説の道の駅くりもとのカツ丼を食べようという、ある意味今回のツーリングメインイベント。今まで噂しか聞いていなかった道の駅くりもとの超絶のカツ丼ですが、噂だけのことはありました。
カツ丼って、難しいんですよ。カツがうまければそれでいいってわけじゃなくて、出汁や卵のとじ方ももちろん課題点な訳です。かの椎名誠氏が、パラオで超絶のカツ丼に出会ったのは有名な話ですが、くりもとのカツ丼はなかなかに素敵な味です。
道の駅くりもとは、道の駅的には地味な場所にあり、地味な内容なのですが、カツ丼とソフトクリームが絶品なので、千葉をツーリングするライダーは必ず寄るように。



蕩ける!


栗本はさつまいもの産地でもあるのです

食堂はそれほど大きくなく、ここでまったりしてしまったのですが、それぞれ先があります。特に僕はこれからまた東京湾フェリーというマゾ設定なので、頑張って南下せねばなりません。追っかけ入ってきたマスツーの皆様を眺めつつ、成田経由で、それぞれの家路につきました。ちなみに成田から太平洋まで、はにわロードなる変な道があります。行く先先、あなたを楽しくはにわがサポートしてくれるのですが、これに従ってガッツリ南下しますた。

現代は、ハニー、ハニー♪といえばキューティー・ハニーかもしれませんが、ここではハニ丸です。どこまでも立ち並ぶ埴輪を追って走ると、ついに道の駅まで。

このあたりまでは写真を撮る余裕もあったのですが、だんだんと迫るフェリー最終便の時刻に焦って、以後写真なし。必死に走って、なんとか金谷で最終便に間に合いました。夜の闇を滑る船には林道帰りと見られる泥にまみれたお兄さんとモーターサイクル。ラフなスタイルにあふれるオフテイストに遠巻きに痺れつつ、旅を振り返ったか振り返らなかったか。そんなこんなであっという間に三浦半島に到着。ああ、楽しい時間は短いなぁ。

今回は旅団長と二人、ほとんど一緒に走りませんでしたが、次こそは皆で走りたいものです。

銚子へ

房総単期旅団という、50ccのツーリングチームで銚子ツーリングを実施しました。
といっても、実は僕と旅団長の2名しか参加出来ず、更には現地集合というチームツーリングの体の極めて薄いものだったので、CL50でなくKLXを持ち出しました。もちろん(?)目当ては房総中央部の林道群です。金谷から上陸し、何本か林道を走りながら東へ北へ進むつもりで、コース設定をしました。
予定ルートは

  • 金谷からR127北上〜R465〜県道182号〜
  • 林道田取線
  • 県道88号南下〜
  • 林道大山線横尾線高山線
  • 三島湖に向けて北上〜途中東へ折れて県道24号(久留里街道)へ入り、北上〜
  • 亀山湖を渡ってR465、上総屋京兵衛で昼食〜
  • 林道大福山線
  • 林道万田野線林道音信山線林道丹原線
  • R409を東へ〜
  • 茂原でR128に入り、すぐ県道84号に折れて東へ〜
  • 長生から県道30号を北上、銚子へ

というものでした。後半は舗装林道でダートは無くなるのですが、北総に入るとダートどころか林道が激減するので仕方ありませんね。中央部の林道をちょろちょろつないでいくつもりでした。

鎌倉〜保田

今年の天候不順は特筆もので、4月に入ってからも3月が再びやって来たかのような気温の低い日が続いていましたが、この二日もまた荒れに荒れた週末を引きずっていました。
週間天気予報では週末の天気は曇りのち晴れとそれなりの内容だったのが、金曜日はまさかの雨、そして首都圏では夜半から雪となり、41年ぶりに首都圏の春の降雪記録タイ(最も遅い時期の降雪記録)をたたき出しました。
旅団長判断で、雨でも決行! という事だったのでその気構えでいましたが、朝、目覚ましに起こされてみれば窓の外は豪雨、ざぁざぁと擬音のような音をたてて雨が降っており、元気よくさぁ飛び起きて出発! という気持ちになれず、雨の弱まるのをまってごろごろ。7時ごろ起きだしてぐずぐずとしていましたが、意を決して8時頃に装備を整えました。

ウエストバッグ、カメラ、iPhone、GPSユニットなど

タイミングよく旅団長から電話が入り、こっち(千葉)は積もっているけど決行するか? との問い合わせ。僕は雨でも行くというからそのつもりだ、ということで決行となりました。雨の日の走行は走り出すまでが肝で、一度走り出してしまえば雨だろうがなんだろうがそこまで気にならない性格です。とにかく濡れるのがいやだとぐだぐだ出発をずらして来ましたが、走り出せば結局楽しくなるのでした。
9時過ぎには金谷に到着、すぐにフェリーに滑り込む事が出来ました。雨は上がっていたので雨具を脱着。オフ用のブーツを履いているとその上からズボンを脱ぐ事が出来ない事に、いざ脱ごうという段になって気がつきました。仕方なくブーツを脱いでから雨具も外しましたが、これは結構不便ですね。
麦茶を買って飲んだり、トイレに行っているうちにあっというまに保田が迫ってきます。その間、東京湾上空はぐんぐんと雲が割れて青空がのぞき始めました。先ほどのまでの雨はどこに行ったのか、とにかく天気予報通りの展開にほくそ笑みます。雨は寒いもんなぁ。

青空が見えて来た!


固定されたポドケイン号


いよいよ上陸!

保田〜大山線〜松節線

保田で上陸して、まずは北上、黄金井戸を冷やかしてから最初の林道である林道田取線を目指します。R127を北上してR465に入る、つもりが間違えて手前で右折してしまって、一度引き返し再度R465へ。押切のあたりで県道182号に入り、南下。R465と長狭街道の中間辺りに分岐点があるはずなのですが、これが見つからず右往左往。ようやく発見してみれば車は入れないという表示が。致し方ないのできっぱりとあきらめて長狭街道へ抜けました。

天然記念物光藻のある、黄金井戸


名水百選滝の不動、非常にまろやかな水でした


林道田取線への進入は断念

さて次に目指したのは林道大山線で、長狭街道から県道88号に入って北上してしばらく行くと分岐があります。大きな標識があるので間違える事無く、一発でエントリー出来ました。上り口からすぐに穏やかなダートが始まり、房総らしい静かな山中を登っていきます。あまり広くなく見通しもそれほどでないので飛ばさずに進むとあっという間に峠を超えて終点に着いてしまいました。房総の林道をレポートしたブログで大抵紹介されているように、林道の最高地点辺りからの眺望はなかなかのものです。一面に蕗が生えていて、旨そうでした。

林道大山線分岐点


入ってすぐは舗装路


林道を上り詰めた辺りからはなかなかの景色が見渡せます

大山林道の終点は、林道松節線と横尾線の分岐路となっています。松節線はツーリングマップルには乗っておらず、どっちに進むのか一瞬迷いました。ただ、横尾線の表示はなく、松節線のみだったので、何となくそっちかと勘違いして左の松節線へ進みました。途中荒れたダート(初心者以上中級未満程度?)のアップ&ダウンを交えますが、全体には集落もある穏やかなダート。立派な桜が咲き誇っていて、記念撮影をしたりして進行しました。

林道松節線と横尾線の分岐点


実は横尾線という名前を失念していて、松節線に突入したという説も (^^;


桜が素晴らしかったので記念撮影

松節線も割合あっさりと終ってしまい、到着したのはなにやら湖。なんか変だなとここで地図を確認して、この先に横尾線の無い事を確認。まぁそれもそのはず、先程の分岐点からこちら、松節線はひたすらに北上していて、横尾線は東に向かう道なので、交わったり繋がるはずがありません。確認せずに突き進んだ為のミスコースでした。

松節線〜横尾線〜R465

さて、そうした訳で到着した湖がなんであるかを確認してみると、どうやら戸面原湖という人造湖。東へ進みたかったのに北上してしまったので、先ほどの分岐点まで戻ってみました。
今しがた下ったダートを登り直して、件の分岐点へ。今度こそ横尾線に入ってみます。しばらく進むと舗装道はダートになり、森の中へ。いい感じになって来た! と思ったらばなんとゲート。コンクリを流して看板まで立てて、徹底しています。うーん、多分ここが横尾林道の入口なんですけどねぇ。徒歩でゲートをくぐって少し先まで行ってみましたが、特に工事現場は見えませんでした。後日オフ車誌のBack Off!でもこの林道、通行可能な状態として紹介されていて、ひょっとして入口を間違えたのか、とも思うのですが、どうなんでしょう。出口側から探ってみたいものです。
Anyway、進めないのでは仕方ないので、素直に引き返しました。そのまま大山線を戻るのも悔しいので松節線の方へ進んで、戸面原湖から再び88号へでて、R465へ進みました。合流のすぐ手前で給油して、国道に出て東へ向かいます。途中日本酒の蔵本のショールームでうどんの試食をしたりしながら、亀山湖を目指しました。

この徹底したゲートの封鎖ぷり


戸面原湖の鉄橋。なかなか素敵


R465へ出たところで見つけた蔵本のショールーム。団体さんが試飲して酔っぱらっていました。

亀山湖挫折、久留里街道〜小櫃〜林道音信山線、丹原線〜茂原〜長生

亀山湖になにがあるかというと、上総京兵衛というそば屋がありまして、ここに行ってみたかったのです。田舎にありながら人気のあるそば屋で、その日の分が売り切れると店を閉めてしまうと言う事で、少し焦りが生じていました。
房総の地図を確認してもらうと分かると思いますが、R465>R410>R465と繋がって亀山湖に至る道はなかなかに接続が難しい、というかR410からR465への復帰がちょっと分かりづらいのです。T字路の標識を読み誤って右に行くところを左にってしまい、R465のかなり北側に出てしまいました。右に行くとかなり細い上に国道とは思えない佇まい。時計を見るともう結構な時間で、これから亀山湖に戻っていては夕方の集合時間に間に合いそうにありません。そば(というか昼食)はあきらめて北上する事にしました。
久留里街道(R465)を北上し、久留里の街を過ぎて小櫃まで。小櫃で県道160号に入り、北緯35.325603度、東経140.117749度の地点、GSの東側を左折して林道音信山線に入ります。前線舗装道路ですが、走ってみるとこれがなかなか快適な道路。尾根伝いに信号も無く延々と北に向かう事が出来ます。途中すれ違うのは地元の車数台だけでした。音信山線は丹原線に繋がり、丹原線からR409を挟んで米田線に繋がっていくのですが、今回はR409を右折、茂原まで進んでR128に入ってすぐ県道84号へ右折。そのまま長生へ抜けます。

林道音信山線入口(出口)

長生〜銚子

長生からは九十九里有料道路を利用しました。内陸部で時間をつかい過ぎてしまって、下道では間に合いそうにない。というのも、夜は銚子の名店『鈴女』にいく事にしていて、ここは混むので開店前には着いていないとかなり並ぶ事になるのです。16時には着きたいと思って急いできましたが、計算が合わなくなりました。
天気は多少回復していたものの、内陸部は薄曇りで日が射さず、ここまでで身体が冷えきってしまっていて、有料道路に入る前のコンビニで最近流行?のなんとかチキンを缶コーヒーで流し込みました。なにか暖かいものを摂れば、少しは回復するかと思ったのです。効果は、まぁ、気分的なものでした。
KLXで自動車専用道路を走るのは2度目です。急いでいたので、アクセルを開けてみましたが、首が辛い。海岸で風があった事もありますが、叩き付ける風にメットの日除けが持っていかれそうになり、結果として首に負担がかかる。今被っているヘルメットはAraiのV-Cross 3ですが、Tour-Cross 2にしておけば良かったと少し後悔しました。空力的にはどう見てもTour-Cross 2の方が良さそうだもの。
KLXに風防が無い事も影響していますね。Serrowなど後付のバイザをつけているのをよく見ますが、自作してみようかな。コマ図マップケースをnaoさんから拝借していますが、これごと覆うような、KTM AdventureとかYamaha Tenereなどの立ったバイザみたいなものを作るといいかもしれません。いやその前に身体を鍛えろ、という話もありますが。
九十九里有料道路からの風景は、心に余裕があれば素晴らしいものです。東に海を望み、心地よい直線をひたすらにいくのは素敵ですね。いささか焦りもあって、風と闘っているうちにあっという間に出口になってしまったと言うのが実際の感想ですが、次の機会があれば、もうすこしゆっくり楽しみたく思います。
出口を出てからはひたすらに県道30号を北上していきました。交通量も少なく、なかなか快適に進みます。この道、海辺の田舎の道路らしくて凄く好きな道路です。両脇の家々の佇まいがいいんですね。生け垣やそこから覗く風に灼けた民家が枯れた感じで目に心地よく映えます。その道を疾走して、それでも、銚子に着いたのは16時を回ってしまいました。早速宿にチェックインし、旅団長の部屋を尋ねました。旅団長は既に完全に『鈴女』モードで、やきもきしていたに違いありません。さぁ行くぞ、ということで、ちゃっちゃと装備を外して外出しました。
懸念の『鈴女』はなんとがらがらで、到着したらすぐに席に通してもらえました。生ビールに始まって、以下、写真でご覧下さい。

とにかく生ビール


突き出し


アラ汁(これで飲むのが好き)


刺身盛り合わせ


マグロから揚げ


ふぐから揚げ(絶品)


カニ

二人でこれだけって、明らかに取り過ぎで、満腹というか、最後は二人してふうふういいながら食べました。どうも、3人4人で来ないと、ペースがおかしくなります。やっぱりみんなで来たいなぁ。
この後、ぶらぶらと街を散歩しつつ、マクドナルドの前でドナルドと記念写真を撮り、コンビニで朝食とつまみを購入してホテルへ戻りました。だらだらとテレビを見ながら旅団長は更に少し飲み、僕はもう食べる事が出来なくなって、なにか炭酸を飲んで終了。よく走った一日でした。

記念写真


旅団長にもてあそばれました

(帰路は明日の記事にて)

※全ての写真はこちらからどうぞ

房総単騎旅団――銚子へ