箱根へ

今日はようやく本年初乗りとなりました。昼までの約束で時間を空けたので、朝、早速早起きして準備しました。
さて、世間のオフ乗りの冬装備の詳細は知りませんが、とりあえず寒がり&高速道路の走行を含み、非舗装路は(多分)走らないという設定で、今日は次の様な服装で出かけました。

  • 下半身(内側から外側へ)
  • 上半身(内側から外側へ)
    • ヒートテック七分袖
    • Tシャツ
    • タートルネックのコットンシャツ
    • Tシャツ
    • トレーナー
    • BATESのライディングジャケット(冬用)のインナー
    • SHIFTのウェア
    • ネックウォーマー

えーっと、笑わば笑えの超重装備。というか、インナーにかけるお金が無くってアリモノでごまかすのでこうなっちゃうんです。下半身は更にブーツを着用するのでかなり暖かくなりました。しかし、もう、ぎっちり。
6時半過ぎに家を出ましたが、辺りはすっかり凍っていて、おそらく氷点前後の気温。KLXもセルを回せど始動しない。すこしアクセルを開けてあげてようやくエンジンがかかりました。いくらFIになったからと言え、氷点から下回っていくと機械も辛そうです。こうなってくると、キックペダルが欲しくなるなぁ。
いつものようにR134へ出たところで日の出。材木座の向こう、逗子の湾と鎌倉の湾を区切る岬の向こうから陽が昇ってきました。そのまま快調に西へ向かい、稲村ケ崎の切り通しではピンク色に染まった素晴らしい富士山を見る事が出来ました。湘南に暮らす喜びの一つはこの富士山の長めだと思いますが、今日は本当に素晴らしかった。
江ノ島を抜け(この辺りでも富士が素晴らしい)、大磯から西湘バイパスへ。KLXで自動車専用道路に入るのも初めてでしたが、それ以前に二輪車で自動車専用道路に乗るのが初めて。多少緊張しつつアクセルを開けてアプローチを登っていきました。
さて。先日シフトペダルの話を書いた事を覚えておいででしょうか? 普段履きの靴で教習所乗りをすると、つま先がシフトペダルに干渉して苦しい。そこで少しシフトペダルを下げてみたのですが、やはり引っかかります。いろいろ悩み、naoさんに相談をしたところ、Blog経由でご自身の乗り方をおしえて下さりました。CL50で時々やっていたのですが、シフトペダルに爪先を干渉させず、フットペダルには土踏まずではなくもっと爪先に近いところをのせる。CL50でこれをやる時はポジションが固まって足が疲れて来た時でしたが、確かにKLXでこの乗り方をすると凄く楽です。
先日、GARRRを読んでいて、リアブレーキの踏み方について、普段は爪先をブレーキペダルにのせず、踏むときにはフットペダルから足を離してブレーキペダルを単体で踏むとあり、今回やってみて非常に納得しました。写真はありませんが、走行中は左右ともペダルに爪先は触れていません。
ところが、意外な伏兵が。
まず、シフトペダルですが、普段履きのブーツに合わせて少し位置を下げていたのが仇してTech 7の爪先がペダルの下に潜らない。どうやってみても駄目です。仕方ないので(MXのライダーが疲れ切ったときにやるように)足をフットペダルから離して爪先をシフトペダルの下に入れてしゃくり上げていました。これ、だんだんと疲労がたまります。非常手段にはなっても、日常でやるべきでありません。
それから、リアブレーキ。こちらは爪先を下げている分どうしても初動に遅れが生じ、結果フロントを多用するようになってしまいました。こちらも足の移動をもっと頻繁かつ素早く出来るようにしていかないと、今後不都合がありそうです。
ということで、あれこれ発見しながら走っていました。今日はGPSロガーも持っていったのですが、何とエラーで記録が飛んでいました。残念! 大磯から先は国府津西湘バイパスを降りて北上、曽我から西に折れてそのまま山中に入り、幾つか林道の表記を見つけて進んでみました。三つ又の真ん中と左が林道、右は和留沢とありました。取りあえず対して考えず真ん中を進んでみましたが、こちらの林道は進入禁止。
そこでで、少し戻って見つけたのが和留沢の児童公園。児童公園といっても、この辺児童なんているのか? という山中です。

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もっとも、非常に展望の良い場所で、思わず下車して写真を撮りました。足柄は風景の良いところが非常に多く素敵なところです。
和留沢児童公園より.JPG
先ほどの三つ又まで戻って、今度は左側を試してみました。しばらく行くと林道のゲートがあり、地元のおじさんたちが集っています。見るからに狩猟会な雰囲気。犬をのせた軽トラもあります。取りあえず停車すると、ゲートは閉じちゃうけどその辺から抜けられるし、俺の山だから入ってもいいぞと言う。ありがたく走らせて頂きました。林道は幾つかが繋がっていて、工事中の表記のあったものをのぞきまずは右(北)へ進み行き止まりのゲートまで。次に戻って左(西)を進んで、行き止まりのゲートまで。
山はきちんと手の入った山で、気持ちが良いものでした。手入れの及ばないうっそうとして発育の足りない杉・檜系の山をよく見ますが、ここは違います。少し感動しました。道路は広くはありませんが、ゲートで閉ざされているので対向車の心配も無く、のんびりと走らせて頂きました。足柄、箱根の山中は昨夜雪が降ったようで所々路面が白く雪に覆われています。最初融雪剤でも撒いてあるのかと思ったら、本当に雪だった。路面は完全舗装されていて、整備が行き届いています。林道も使用頻度が高くなると手入れが変わるのでしょうか。
行き止まりのゲートを出ると一般道です。とりあえず奥に進んでいくと、これが足柄幹線林道である事が分かりました。昨夜ツーリングマップルで見た時はゲートが閉鎖されていると書いてあったように思ったのですが、ラッキーでした。結構対向車も走って来ており、地元ではよく使われている様子。とはいえ、圧倒的に空いていて気持ちのいいワインディングロードです。ずいずいと走っていき、ゲートで記念撮影。
林道足柄幹線
林道足柄幹線宮城野側入口にて
さて。そのまま走っていくと宮城野というところに出まして、左手に大湧谷らしき荒れた山肌と煙が見えたので、あちらが箱根かと左折。「強羅」の案内に従って登っていくとまさに強羅駅。ここでフューエルのEmptyマークが点灯。近くのGSでガスを補充して、旧1号を登ります。ユネッサン前のファミリーマートで小休止をしました。
ブラックのホットコーヒーとコッペパンを食べつつストレッチ。昨日NAPSで買った980円のシンサレート入りのグローブを着けていったのですが、それでも指先がガチガチに凍えています。やっぱり箱根は寒い。さて、下ろうか登ろうかと悩みました。
下れば湯本あたりで共同風呂に浸かれるかもしれない。たしか姫の湯は400円しなかったはずです。とはいえ、ここまで来て芦ノ湖を見なくていいのか? という思いもありました。しばらく悩み、やっぱり登る事に。おなじみ国道1号線最高地点でちょっと雪景色を撮影してから、芦ノ湖までぐっと下りました。まだ朝の範疇にある時間で、芦ノ湖は光に満ちて輝いていました。やっぱり来てよかった。
国道1号線最高地点付近.JPG
ここでもう一度悩みました。大観山から椿ラインを下り、湯河原から帰宅するか、それとも来た道を戻るか。ここまでくるとやっぱり箱根の山中を走り回りたくなります。特に大観山から椿ラインを下るのは実に楽しい。楽しい事は分かるのですが、ここで時間は10時半を回りつつありました。まっすぐ帰っても、多分2時間はかかるはず。椿ラインを楽しむと昼までの約束に間に合いそうにありません。
林道を含め結構走れたので、無理をせず帰る事に決めて、山を下りました。旧1号線は(混んでいるものの)走っていて気持ちの良い道です。小田原市街まで一気に下って、西湘バイパス〜R134〜鎌倉山経由で帰宅しました。途中スタバでコーヒー豆を買いましたが、それでも帰宅12時半。苦手だけど、早起きは時間を有効につかえますね。
帰路は無理をした左足のふくらはぎが少し攣りそうになっていました。また、重ね着をし過ぎて肩こりと背中の痛みも激しくなっていました。この辺りの足の鍛え方や、レイヤの組み立ても今後の課題ですね。特に上半身は、なるべく点数を減らして暖かなものに換装する事を考えないと、長距離を走れません。ユニクロでダウンのベストがセールになるのを待ちましょうか。ヒートテックを2枚重ねにして、その分Tシャツを減らすのも良さそうです。